はでさんのキセキ

就職氷河期リーマンの生き様

閃光のハサウェイが歴代ガンダムで最高の出来

今週のお題「100万円あったら」

 

劇場版 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(Mobile Suit GUNDAM Hathaway)」、新型感染症の流行で延期に次ぐ延期になっていたが、ついに2021年6月11日に公開された。

 

gundam-hathaway.net

緻密に描きこまれた映像美と登場人物の個性がぶつかり合いグッと引き込まれる。もちろん登場するモビルスーツの描写も魅力的。

宇宙世紀0105年を描く本作は初代から続くガンダムの世界軸で語られる最新劇場版。ガンダム好きの方であればゼッタイに観るべき作品。(以下、一部ストーリーの内容を含みます)

 

人物描写が印象的

 

本編を全体を通じて感じられたのは人物描写のすばらしさ。

 

冒頭15分ハイジャックのシーンはYouTubeで何度観たかわからない。しかし映画館のスクリーンと音響では迫力が違う。機内での人々の会話は情報量が多く特に印象的。見慣れた映像でも引き込まれてしまった。

 

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ハイジャック犯による官僚銃殺の後、ハサウェイに聞こえた初恋の少女クエス・パラヤの声。重なるように発せられたヒロイン ギギ・アンダルシアの一声からハイジャック犯の撃退シーンへとスリリングな展開も大画面ならではの迫力。

 

続いてダバオ(フィリピン南部の都市)での滞在シーンへと移るが、ここでギギ・アンダルシアの魅力全開。

 

ダバオの高級ホテルから見える景色と露出多めのギギ。彼女が耳元でささやく言葉一つ一つに引き込まれてしまう。ハサウェイがうらやましい

 

モビルスーツ戦の情報量の多さに圧倒される

序盤の最大の見どころ、テロ組織マフティによるダバオ襲撃が開始される。

このダバオ襲撃はハサウェイがテロ組織マフティのリーダーとバレないようにと指示した陽動の為の襲撃なのだが、、、命がけすぎる。

 

襲撃戦で最初に驚かされるのはモビルスーツメッサーコクピットに響き渡る警告音とディスプレイ表示。今までのガンダムシリーズでも最高の情報量。

 

パイロットに様々な情報を伝えるための警告音と表示の数々は実際にモビルスーツを操縦しているかのような臨場感を与えてくれる。

 

ダバオ市街を背景(盾)にしてモビルスーツ・メッサーのパイロット ガウマンが発した言葉「これで撃てないだろ」しかし地球連邦側のパイロットはダバオ市街への被害なんてお構いなしに撃ちまくる。 地球連邦にしてみればテロ襲撃を受けているので、ある程度の被害はテロ組織のせい。地球連邦もマフティも庶民からしたらいい迷惑でしかない。

 

流れ弾が市街地に着弾する様を上空から見せられる観客。映像・音ともに今までにないリアルさをもって表現されている。「その火柱1つで何人の命が失われたのだろう」

 

モビルスーツ戦の中、市街地を逃げ惑う恐怖

襲撃による爆撃音で目覚めたハサウェイとギギ。ホテルから脱出するを試みる。エレベーターで言葉を交わす二人。ここでもギギの魅力が際立つ。

 

しかし、ホテルから脱出したハサウェイとギギを待っていたのは、全高20mのモビルスーツ同士の戦闘。 ビーム兵器から発せられる超高熱の物質が降り注ぎ、モビルスーツのバーニア噴射のタイミングが少しでも違えば即死。

とてつもない緊張感と恐怖の中逃げる二人。過去のガンダム作品の中でも類を見ない恐怖である。

 

そこにマフティメンバーのエメラルダがハサウェイの救出にあらわれるが、ギギをかばって逆方向に逃げるハサウェイ。。

 

なんでそっちに逃げるwハサウェイの精神的な危うさときたらテロ組織のリーダーがこんなに迷っていいのか?とハサウェイ自信も自問自答。

ギギを置いてエメラルダの元に走ればいい!そこでギギが一言「ひどいよ」。 やっぱり置いていけないハサウェイ。

 

公園に無事逃れたハサウェイとギギ。その目前でガウマンの搭乗するモビルスーツが撃墜されてしまうが、脇でギュッとまさぐるように抱き合う二人。 ハサウェイがうらやましい

 

で、そこに現れたのは馬に乗ったケネス大佐。逆襲のシャアのオマージュというが、やはりケネス大佐はただモノではない

 

ギギが正気を取り戻しケネス大佐のもとに駆け寄る。輸送機に保護されるハサウェイとギギ。 ホットコーヒーを飲むギギの姿を見つめるハサウェイ。ギギがハサウェイに「飲む?」と自信のホットコーヒーを手渡す。「違うカップかと思った」とハサウェイ。 ハサウェイに寄りかかるギギ。 ハサウェイがうらやましい

 

 

「100万円あったら」ギギ・アンダルシアの使ったコーヒーカップになれる券を買う。

 

では~